こんにちは、カーハート神戸です。
今回はMercedes-Benz CLS の施工実績のご紹介です。
スタイリッシュな4ドアクーペのボディに、マットグレーのセレナイトグレーマグノがチョイスされた大変スパルタンな1台です。
こちらのお車にカーハートオリジナルコーティングのGENESISガラスコーティングと、ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工させて頂きました。
こちら、何をマスキングテープで印しているかといいますと通常の洗車では取れなくなった汚れやテカリです。
オーナー様も大事にお使いのご様子でしたが、新車で納車されて3カ月で少しずつ気になる箇所が出てきたようです。
ちなみにどんなシミなのかというと、
水の垂れた跡や、うっすらとぼやーっと広がった汚れが確認できます。
右リア部分も詳しく確認したところ、様々な汚れが見つかりました。
これらの汚れや注意深く観察しないと気づかないレベルではありますが、放置すると目立つようになります。
施工前に全体をしっかりとチェックしました。
一見すると、DIYでも簡単に落とせそうな汚れに見えるかもしれません。
しかし強力な洗剤を使用すると、塗装を傷めてしまい、かえって落ちにくいシミになってしまうことがあります。
そのため、通常の洗車や拭き上げでは落ちない汚れや傷は無理に自分で対処せずに、専門店にご相談いただくことをお勧めします。
塗装が傷んでしまった場合、状況によっては当店で修復できることもありますが、ほとんどのケースでは鈑金塗装で塗り直す必要があります。
このマット塗装は非常にカッコよく仕上がっていますが、美しい状態を保つのは簡単ではありません。
コーティングを施すことで塗装の維持管理が楽になりますので、ぜひご検討ください。
ボディコーティングの前にヘッドライトにプロテクションフィルムを貼付いたしました。
経年劣化や紫外線で黄ばむのを未然に防止し、飛び石からもカードできます。
施工後の画像です。
フィルムが貼ってあるのかどうか、見分けが付きません。
マット塗装なので基本は研磨は行いませんが、ピアノブラックのピラーなどマスキングでマット塗装を保護しつつ、丁寧に磨き上げました。
ルーフモールも細長いパーツですが、磨ける箇所はすべて綺麗に磨きます。
施工前に確認した汚れた箇所の状態を確めながらクリーニングします。
磨かないのでマット塗装は比較的簡単なように見えるかもしれませんが、1パネルごとに汚れがないか確認したり、クリーニングする作業は神経を使います。
また傷やコーティングの取れないムラを発生させてしまった場合、研磨で修復することができませんので、ここにも神経を使います。
徹底的にクリーニングを行った後にコーティングを行います。
カーハートでは通常の塗装のコーティングでムラを発生させないように工夫を凝らした結果、マット塗装でもコーティングができるようになりました。
温度管理できない作業場、屋外ではマットのコーティングをきちんと仕上するのは難しいと思います。
完成写真をどうぞご覧ください。
施工前に汚れが確認されていた箇所の汚れはしっかりと除去することができました。
プロテクションフィルムを施工したヘッドライトはご覧の通りの仕上がりです。
ヘッドライトの際際まで貼り付けていますので、よく目を凝らさないとフィルムの端が見えません。
横からのスタイリングがとてもカッコいいです!!
ちなみに各メーカーから「4ドアクーペ」が色々と出ておりますが、それの火付け役は今回のCLSでした。
マット塗装車の洗車について
マット塗装の洗車ですが、通常の洗車と気をつけるポイントは変わりません。
洗車の場所
屋内でされる場合は問題ありません。
屋外の場合、炎天下はもちろん太陽が照り輝く日中は要注意。
曇りや朝夕など日が照っていない時間が望ましいでしょう。
洗車の手順
どのパーツをキレイにする場合も、可能な限り汚れ(ホコリや小石など)を落としてから洗車した方が、傷つけずに洗車できます。
1.ホイールやドア周り(細かな箇所・入り組んでいる箇所)などを先に仕上げます。
2.最後にボディを洗います。
※水滴が乾いてしまわないうちに水平面(ボンネット・ルーフ・トランクなど)から順番にマイクロファイバーのクロスでボディを拭き上げるのがポイントです。
窓ガラスは後からでも対処できます。
宜しければ参考になさって下さい。
セレナイトグレーマグノのCLS450の美しさが、どの角度から見ても際立つ仕上がりになりました。
ご用命ありがとうございました。
マット塗装は独特の特別感を持つ一方で、取り扱いに細心の注意が必要であり、メンテナンスにも手間がかかります。
メンテナンスを行う際には塗装を傷つけたり、不自然な艶が出てしまわないよう、十分な注意が必要です。
コーティングやプロテクションフィルムを施工することで、汚れが付着しにくくなり、メンテナンスが容易になります。
ただし、マット塗装の傷は修復が難しいため、誰もが適切な取り扱いができるわけではありません。
そのためマット塗装車のコーティングやプロテクションフィルムの施工は、豊富な経験を持つ専門店に依頼することをおすすめします。