こんにちは、カーハート神戸です。
施工実績、怒涛の更新中です。
さて、今回はアルファロメオ 4C スパイダー バサルトグレーのご紹介です。
最近、生産終了が決定したことがニュースになっていましたね。
日本の公式サイトではまだ見ることができますが、本国のサイト(alfaromeo.com)ではページ自体が削除されています。
あまり見かけるお車ではないので珍しいお車だなと思っていたら、まさか新車でのご入庫が最後の車になるとは思ってもいませんでした。
今回、西宮市のご新規のお客様からでした。貴重なお車をお任せ頂きありがとうございます。
施工は
- GENESISガラスコーティング
- 幌コーティング
- プロテクションフィルム/ドアカップ
- プロテクションフィルム/ドアエッジ
- プロテクションフィルム/サイドステップ
でした。ご用命ありがとうございます。
ご来店された際に、車体を確認していますと...
パーツの間に何やら白い粉が...
これはコンパウンド(研磨剤)の拭き残しですね。
新車なのにコンパウンドの汚れが?と思われるかもしれません。
実は納車前にメーカーで磨かれているんです。
特に輸入車になると長ーい距離を運んできますから、汚れやダメージが付きやすく到着した後にPDIで磨くことがあるようです。
ということは、ボンネットを見てみると...?
あらら...。お分かり頂けるでしょうか?
塗装の肌がぼんやりしていて細かな磨き傷も残っています。
前回のメルセデスのG350dは綺麗だったのですが...。
輸入車もメーカーによって品質にバラつきがあります。
磨きで塗膜を整えて参ります。
この4CはF1マシンと同じ素材が使われていることがセールスポイントの1つなのですが、このボディは「低密度SMC(ガラス繊維強化樹脂)が採用されており、一般のボディより20%の軽量化」されたものになります。(公式サイトより引用/一部改変)
鋼板ではないので熱を加えると歪む可能性があります。
研磨はいつもより慎重に行いました。
エンジンルームはこんな感じです。
車名の元になった (4 Cylinders) 直列4気筒ガソリン直噴エンジンです。
研磨を終えた後は脱脂をして、コーティング前にプロテクションフィルムを施工したのですが
ドアエッジの形状がかつて見たことがないほど複雑な形状でした。
分割する事で上手く納めることができました。
このあと、コーティングと最終チェックを経て完成しました。
車は芸術品に例えられることがありますが、4C スパイダーの絶妙な曲線で作られた造形は芸術品らしさ満載です。
実はG350dと同時期に施工しました。
4Cはバサルトグレー、G350dはセレナイトグレーと同じグレー系統ですが、全然違います。
MercedesはマウンテングレーのA180の施工実績を最近掲載しましたが、こちらはTHE グレーな感じの濃いグレーで、MAZDAのチタニウムフラッシュマイカに近い感じですね。
写真はありませんでしたが、手動式の幌にもコーティングを施工しております。
サイドシル(フレーム部分)にはデフォルトで貼ってあったので、奥のカーボン部分と手前にプロテクションフィルムを追加して貼付けました。
Mercedes-Benz SLS AMGなどもそうですが、サイドシルが高くて乗り降りが難しい車にはプロテクションフィルムは必須です。
ドアエッジ・ドアカップは外で見るとこんな感じに。
施工する側からすると難易度の高いデザインなのですが、アルファロメオらしい心惹かれるデザインです。
ほとんど目立たずにエッジを保護します。
また1台美しいお車を完成させることができました。生産終了が残念です。
貴重な1台を、長く綺麗に乗り続けられるようメンテナンスなどでサポートできればと思います。
ご用命ありがとうございました!
https://carheart.jp/2017/01/09/coating-alfa-romeo-8c-spider/