カーフィルムは日中のプライバシー保護や紫外線対策に優れていますが、夜間の視界に影響がないか心配される方が多いです。
安全運転のためには昼夜問わずクリアな視界を確保することが必要です。
この記事では夜間の運転に最適なカーフィルムの透過率について解説します。
夜間の運転における視界の重要性
夜間の運転は日中と比べて視界が悪くなりがちです。
視界が悪いと以下のようなリスクがあります。
- 事故のリスク: 後続車や歩行者が見えにくくなる。
- 疲れやすくなる: 視界を確保するために目を酷使する。
- 反応が遅れる: 運転中の反応時間が遅くなる。
カーフィルムの透過率とは?
カーフィルムの透過率(可視光線透過率)とはフィルムにどれだけの光が通過するかを示す数値です。
透過率が高いほど多くの光が通り、視界がクリアになります。逆に数値が低いほど暗くなります。
透過率は夜間の安全運転を配慮したフィルムを選ぶために参考になる数値です。
透過率の目安
- 透過率5-10%: プライバシー重視。車内がほとんど見えない。
- 透過率11-40%: プライバシーと視界が程よく確保される。
- 透過率41-60%: 視界重視。日中の眩しさを軽減。
- 透過率61-90%: 視界最優先。フィルムがほとんど見えない。
重要な点として、フィルムの透過率=施工後の透過率では無いこと、そして透過率が低い=車内の視界が暗くなるわけでは無いことの2点があります。
フィルムの透過率 ≠ 施工後の透過率
フロントガラスにせよ、リアガラスにせよどのガラスも透過率は100%ではありません。
フロントガラスはおよそ70~80%、リアガラスはおよそ20~40%の数値が設定されています。
そのため、フィルムの透過率が施工後の透過率にはなりません。
施工後の透過率の求め方は ガラスの透過率×フィルムの透過率 という式で求めることができます。
例えば 30%のリアガラスに15%のフィルムを施工すると 0.3%×0.15% = 0..045(4.5%)になります。
ですので数値上は施工後のガラスは暗くなります。
透過率が低い ≠ 車内の視界が暗くなる
透過率が低いと数値も低くなり、上記の透過率の目安の表からすると車外から車内が全く見えなくなるほど暗くなります。
では車内から車外も見えにくくなるのかというと、これは一概には言えません。
これはフィルムの品質が関係します。
フィルムの品質が悪いと、車内から車外は見えにくなります。
フィルムの品質が良ければ、車内から車外への視界はあまり暗くならず、ある程度の確保できます。
品質が悪いフィルムは施工後に気泡が発生したり、浮いたりすることがありますが、品質の良いフィルムはそのようなことは発生しません。
夜間に適したカーフィルムの透過率
夜間の運転に適したリアガラスのカーフィルムの透過率は15%~45%です。
この範囲内であれば夜間でも視界が確保されつつ、日中のプライバシーもある程度守ることができます。
- 透過率15% : 日中のプライバシーを保ちながら、夜間も安全な視界を確保。
- 透過率30%: よりクリアな視界を提供。夜間の視認性が高くなる。
- 透過率45%: ほとんどフィルムがないように感じられ、最大限の視界を提供。
※感じ方には個人差があります。ガラスの透過率によって仕上がりは異なります。フロント3面のガラスは可視光線透過率が70%以上を確保するように規制されており、スモークは施工ができません。
カーフィルムの選び方
透過率以外にも、以下のポイントに注意してカーフィルムを選ばれることをお勧めしております。
- UVカット機能: 99%の紫外線をカットするフィルムがベスト。
- 赤外線カット機能 : 肌のたるみを抑えることができます。
- 耐久性: 長期間使えるものを選ぶ。
- 断熱性: 車内の温度上昇を防ぐ。
まとめ
カーハートが取り扱うフィルムは全て高品質です。
プロの技術で施工し夜間の運転も安心して楽しめるようお手伝いします。
ご来店頂ければガラスの透過率を測定し、様々なフィルムのサンプルを合わせながらご検討いただけます。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。