こんにちは、株式会社 カーハート 神戸店です。
今回は Ferrari 296 GTS Grigio 812S Opaco の施工実績をご紹介いたします。
施工内容
- フルプロテクションフィルム
- プロテクションフィルム / フロントガラス / ARMORTEK
- FEYNLAB MATTE CERAMIC コーティング
- プレミアムパック(ホイールコーティング,ウィンドウ撥水コーティング/全面)
いつもお世話になっているオーナー様からのご用命でした。
この度もご用命ありがとうございます。
前々回よりマット塗装のフェラーリの施工実績を続けてご紹介しておりますが、今回はGrigio 812S Opacoというマットブラックの296GTSです。
ボディ全体にフルプロテクションフィルム、フロントガラスに専用のプロテクションフィルム、そして全体一式のコーティングと豪華な内容をご用命頂きました。
↑こちらは完成写真の1枚です。この一文が無ければ施工前後どちらか判断できる方はおられないと思います。
プロテクションフィルムの施工を検討される多くのオーナー様は貼ると見た目に違和感が出るのではないかと心配されますが、ご覧の通り完成前後で見た目に違いは出ません。
今回の施工は作業途中にディーラーの作業も含まれたため1ヶ月近くカーハートのガレージに入っておりまして、施工を検討されるオーナー様にご覧いただく機会が多くございました。
皆様、マット塗装のフェラーリというスペシャルな1台の入庫に驚いておられましたが、同時にプロテクションフィルムが貼ってあることがほとんど分からないということにも驚いておられました。
貼ってあることをすぐに見抜かれた方はおられませんでした。
それほどまでに違和感の無い施工です。
今回は完成写真と施工中の様子をまとめてご紹介いたします。
フェラーリという特別な1台がマット塗装によって異質な雰囲気が加わり、見る人を圧倒します。
プロテクションフィルムはその美観を損ないません。
ホイールは1本1本外して表面・裏面・ブレーキキャリパーまでコーティングしております。
296GTSへのホイールコーティングは2台目でしたので締め付けトルクの記録がございましたが、念の為、正規ディーラーのサービス工場に確認して締め付けました。
ホイールは車の美しさを決める重要なパーツの1つですが、当然のことながら安全走行にも要のパーツでもあります。
施工後も安心してドライブして頂けるように安全には特に注意して作業を進めております。
フロントガラスには国産のARMORTEKを施工いたしました。
非常に残念な話ですが入庫の前日に飛び石をもらってしまい、フロントガラスにダメージが残った状態での入庫でした。
入庫期間中にディーラーでの交換を行い、施工となりました。
ディーラーとのやり取りや対応もカーハートで行いましたが、交換費用のトータルがさすがはフェラーリといった料金で驚きました。
プロテクションフィルムが完全に全てのダメージから保護できるわけではありませんが、それでもかなりのダメージを防ぐことができます。
未施工ではガラスが割れてしまうようなダメージから保護することができます。
ワイパーの関係で耐久性が1~2年程度となっておりますが、それでも交換するよりかははるかにリーズナブルな費用で保護できますのでおすすめの施工です。
※保管状況・使用環境によって長くなる場合がございます。
マット塗装の1台ですがグロスのパーツも各所に含まれておりました。
マット塗装の箇所にはXPEL STEALTH、グロスのパーツにはXPEL ULTIMATE PLUSを施工し、フィルムを使い分けて施工しております。
見た目は変わりますが機能は同じで、薄い傷であれば自己修復機能によって傷が見えなくなります。
プロテクションフィルムの施工を検討されるオーナー様に参考になる情報を今回の1台の施工でいくつかお伝えできればと思います。
まずこちらの画像をご覧ください。
何の変哲もないサイドミラーなのですが、角度を変えてみますと
うっすらラインが入っているのがわかるでしょうか?
これはプロテクションフィルムの継ぎ目です。
継ぎ目の隙間は数mm程度ですが、うっすらラインが見えています。
サイドミラーで隠れるようになっておりますが、角度をつけると見えてしまいます。
サイドミラーの位置を見ても分かる通り、この継ぎ目を完全に無くすことはできません。
継ぎ目が目立たないように最小限にするために今回の施工の位置になっております。
カーハートで取り扱っているプロテクションフィルムはいわゆる「貼るタイプ」です。
貼るタイプ以外にもスプレータイプのプロテクションフィルムがございます。
こちらはパーツごとにスプレーを吹き付け硬化させるタイプのフィルムです。
スプレータイプのフィルムと貼るタイプのフィルムを比較検討される方は少なくありません。
スプレータイプのプロテクションフィルムの魅力として語られるのが「貼るタイプのプロテクションフィルムとは違い、継ぎ目や段差がでない」ことです。
継ぎ目が出ないため仕上がりが美しいということです。
では、多くの方がスプレータイプを選ばれるのかというとそうではありません。
理由の1つに、スプレータイプのプロテクションフィルムは貼るタイプよりも高額だからです。
今回のドアの施工についても両ドアセットでスプレータイプの方が約10万円高くなっております。
1箇所あたりの施工でこの金額差ですので、フル施工の場合、その差が積み上がります。
調べたところ約100万円は差がつくようです。
目立たない継ぎ目や段差を無くすために100万円を出されるかどうか。
これはオーナー様の価値観によって異なるかと思います。
ちなみに貼るタイプのプロテクションフィルムは継ぎ目や段差は必ず出るわけではなく、パーツによって異なります。
多くの場合、継ぎ目無く施工ができ、パーツによっては折り込むため段差が表に出ないパターンもあります。
スプレータイプのフルプロテクションフィルムの料金の約2/3の料金でフルプロテクションフィルム+内外装一式のフルコーティングがカーハートでは可能です。
今回はフロントバンパー・ロッカーパネルの樹脂パーツにもプロテクションフィルムを施工いたしました。
施工いたしましたが、ご覧の通り白っぽくなっています。
これは何かというと空気です。
樹脂パーツの表面に凹凸がありそこに空気が溜まっているためプツプツと白っぽく見えています。
オーナー様に確認いたしましたが、施工することを希望されたため施工して納車いたしました。
樹脂パーツへプロテクションフィルムを検討される方は多いですが、材質によって施工の仕上がりが異なります。
凹凸が大きいパーツの場合、今回のように白っぽくなる可能性もありますし、密着が悪くすぐに剥がれてしまうことがございます。
サラッとした表面の凹凸が無い、または小さいパーツの場合は空気がたまらないため綺麗に施工ができます。
次にご覧いただきたいのがこちらの画像です。
よく見ると白いポツッとした点が見えるでしょうか?
これは異物噛みのように見えますが、フィルムではなく塗装の異物噛みになります。
今回の1台には他にもございました。
エンジンカバーやヘッドライト周辺にもございました。
今回の296GTSは何か再塗装された1台ではなく、新車で購入されてほやほやの1台です。
この1台の塗装の仕上がりが悪いわけではなく、このような症状は他の車、メーカーにも見られます。
国産車では少ないですが、完全に0というわけではありません。
このような異物噛みはすぐには見えないのですが、プロテクションフィルムを施工することで凹凸ができて見えることがあります。
塗装レベルの不具合のため施工方式関わらず現れます。
プロテクションフィルムは塗装ではなくフィルムであるため、こちらも若干の異物噛みが発生します。
なるべく無い方が良いのはスタッフ一同皆がわかっていることなのですが、この塗装の異物のようにひと目では分からないレベルのものを100%完全に除去することはできません。
完全にコントロールできるものではないため、貼替えれば必ず完全になくなるというものでもありません。
この異物噛みのリスクを完全に避けられないことはプロテクションフィルムのメーカーのXPELも認めています。
塗装を違和感なくそのままの状態で保護できるアイテムではありますが、こういった細かなものが発生するリスクもありますし、そもそもの塗装も必ずしも100%良い状態では無いことを予め認識されたうえで施工されることをおすすめいたします。
今回、296GTS専用にカットされたプロテクションフィルムで施工いたしましたが、ヘッドライトの側面のカットデータがありませんでした。
こういったところはワンオフでカットフィルムを作成し施工いたしました。
可能な限り隅々までプロテクションフィルムで保護いたします。
フェラーリらしい真紅のレザーはインテリア全体に専用のコーティングを施工いたしました。
新車でのご入庫でしたが、シートを拭くと少し黒い汚れがクロスに残りました。
コーティング前にクリーニングを行ってからコーティング施工を行いました。
美しいレザーを長く保つためにおすすめのコーティングです。
見る人を惹きつける魅力あふれるフェラーリをプロテクションフィルムとコーティングで保護させて頂きました。
フェラーリのようなスーパーカーの施工もカーハートにぜひお任せください。
オーナー様には新たに複数台のご用命も検討されているということで、本当に嬉しい限りです。
今後ともご用命頂ければ幸いです。
ご用命ありがとうございました。