こんにちは、株式会社カーハート神戸店です。
今回は、TOYOTA CROWN SPORTのボディ全体に、マット仕上げのプロテクションフィルム(ステルス)を施工した実績をご紹介します。
マットプロテクションフィルムで艶を消すと、どのような仕上がりになるのか。マット塗装とは何が違い、どんな点に注意が必要なのか。これから検討される方の判断材料になるよう、実際の写真とあわせてまとめました。
施工内容
- プロテクションフィルム/フル施工(ボディ:XPEL STEALTH、ヘッドライト・ピラー:透明)
- ホイール塗装/マットブラック
- ホイールコーティング
ご新規のオーナー様からのご用命でした。ご用命いただきありがとうございます。

マット塗装ではなく、フィルムで艶を消す理由
クラウンスポーツには、マット塗装の特別仕様車「ザ・リミテッド・マットメタル」が設定されています。ただ、クラウン専門店でのみ購入できるモデルのため、気軽に選べる仕様ではありません。
また、マット塗装はお手入れの難しい塗装です。磨くと艶が出てしまうため、傷やシミが入っても研磨で直せません。部分的に塗り直すと周囲と質感が合わず、再塗装になれば1〜2週間はお車をお預かりすることになります。
今回使用したのは、艶消しのプロテクションフィルム「XPEL STEALTH」です。ステルスのフィルムなら、元の塗装を残したまま、ボディをマットに仕上げられます。フィルムには浅い傷が熱で戻る自己修復機能があり、日常の小傷や汚れはほとんど気になりません。
傷んだ箇所だけを貼り替えられること、剥がせば元の艶が戻ることも、塗装にはない利点です。ボディ用のXPELのフィルムには、初回施工日から10年間の製品保証が付きます。

今回は、ボディをマットにするのに合わせて、ホイールの塗装も行いました。
完成写真をご覧ください。



塗装したかのように、ボディ全体がしっとりとしたマットブラックに仕上がりました。

エンブレムは一度取り外し、パネル全体にフィルムを施工してから取り付け直しています。エンブレムの周りにフィルムの継ぎ目が出ないため、仕上がりがすっきりします。
ヘッドライトとピラーは透明のフィルムで



ヘッドライトとピラーには、通常の透明のプロテクションフィルムを施工しています。
ピラーは当初、マットブラックにする予定でした。ご入庫の際に実車を見ながらオーナー様と確認し、透明のまま残すことになりました。
モールやルーフのブラックが艶を残したまま映えるため、マットのボディとの対比がアクセントになっています。オーナー様にも、変更して良かったとおっしゃっていただきました。
このように、ステルスと透明のフィルムは部位ごとに貼り分けられます。ステルスに加えて、ピラーだけカーボン調、ランプだけスモークといった組み合わせも可能です。


ホイールはマットブラックに塗装しました。半艶に近い仕上げで、純正ホイールの上質さはそのままです。ホイールキャップのクラウンのエンブレムは、そのまま残しています。

ホイールは外して、表面・裏面・ブレーキキャリパーまでコーティングしています。
フィルムでマットにするときに知っておきたいこと



フィルムならではの注意点もあります。施工前にご説明している内容を、写真で見ていただきます。
1つ目は、パーツによってはフィルムの端まで覆えないことです。ボンネットやフェンダーは、フィルムを裏側に折り返して端が見えないように施工できます。一方でドアやバンパーは、隣のパーツとの隙間が狭く、折り返せない箇所があります。そのため、わずかな隙間から元のボディの色が見えます。

2つ目は、細かな部分には施工しないことです。ドアを開けたときに見える開口部などは、貼っても継ぎ目だらけになるため、元の塗装のままになります。元の色と大きく違う色味にするほど、この部分が目立ちやすくなります。
開口部まで色を変えたい場合は、ラッピングフィルムという選択肢もあります。ただしラッピングは飛び石に弱く、費用もかかります。違いはラッピングフィルムとプロテクションフィルムの比較で詳しく紹介しています。
とはいえ、フィルムが貼ってあると知らない方が見れば、マット塗装のお車に見える仕上がりです。どこまでを気にされるかはオーナー様によって違うため、実車を見ながら、仕上がりのイメージをすり合わせてから施工しています。





ドルフィンアンテナやモデリスタのエアロなど、カットデータの用意がないパーツは、スタッフが形に合わせてフィルムを一から作成して施工しました。
マットの質感を保つお手入れ
ステルスのフィルムは、施工後48時間を過ぎれば普段どおりに洗車できます。洗車機も使えます。
注意していただきたいのは、磨くことと、市販のワックスやクリーナーです。マットの表面を磨くと艶やムラが出てしまい、市販のワックスやコーティングはフィルムの変色や劣化につながることがあります。フィルムの上にコーティングをする場合は、XPEL純正のコーティングを使用します。
実際に、市販のクリーナーで拭いて拭き跡のムラが残ったステルスフィルムを、クリーニングで均一な質感に戻した事例もあります。お手入れの方法に迷われたときは、作業される前にご相談ください。
耐久の目安は、屋外駐車の頻度や洗車の方法によって変わりますが、5〜7年ほどです。
施工期間と費用について


今回は、ホイールの塗装やコーティングも含めて、全体でおよそ1か月お預かりしました。現在は、同じ内容の施工でも7〜10日ほどでお引き渡ししています。
国産車は輸入車に比べて造形が複雑なことが多く、施工に時間がかかったり、費用が高くなったりする傾向があります。ステルスのフィルムは透明のフィルムとは別の料金体系で、費用は車種と施工範囲によって大きく変わるため、お車ごとにお見積もりしています。車種と年式、施工を検討している箇所をお送りいただければ、当日〜2営業日以内にご案内します。
元の塗装は、傷が目立ちやすいことで知られる202ブラックでした。ボディ全体をフィルムで覆ったことで、見た目を変えながら、洗車傷や飛び石からも塗装を守れるようになりました。
ステルス、カーボン調、スモークなど、色や質感を変えるフィルムの違いは魅せるプロテクションフィルムでまとめています。
ステルスを施工したほかのお車もご覧ください。
- TOYOTA GR Supra A90 Final Edition マットステルスブラックのフル施工
- LEXUS LBX Morizo RRのフルステルス施工
- PORSCHE 911 Carrera 4 GTSのフルステルス施工
- BMW M2 フローズン・ピュアグレー(マット塗装の保護)
- PORSCHE Cayman GT4 RS(グロス塗装をステルスでマットに)
マット塗装の保護や、グロス塗装をマットに変えるご相談は、カーハートにお任せください。
この度はご用命いただきありがとうございました。









