違いを並べると
| 項目 | ラッピングフィルム | 塗装 |
|---|---|---|
| 元に戻せるか | 戻せる(剥がせば純正塗装) | 戻せない |
| 査定への影響 | 影響を抑えられる | 改造車と判断されることがある |
| お預かり期間 | 部分なら半日〜、全身で7〜14日 | 1週間〜1ヶ月 |
| 耐久の目安 | 3〜10年(メーカーとパネルによる) | 10年以上 |
| 飛び石・傷への強さ | 破れたり裂けたりすることがあります | 塗装そのものなので強い |
| 質感 | マット、カーボン調、偏光など塗装にない表現ができる | 塗装ならではの深い艶 |
| 部分的な変更 | ルーフやミラーだけでも可能 | 可能だが、色を合わせる必要がある |
| 費用 | 全身で税込55万円〜275万円 | 車種と色によるため、お見積もり |
ラッピングの耐久は、貼る面と使用環境で大きく変わります。垂直面(ドアなど)より、日射を受け続ける水平面(ボンネット・ルーフ)のほうが早く劣化します。メーカーごとの耐久年数もご覧ください。
どちらを選ぶか
ラッピングが向いている場合
数年後に元の色に戻す可能性がある。売却を考えている。塗装では出せない質感にしたい。ルーフやミラーだけ変えたい。お車を預ける期間を短くしたい。
元の塗装が残るため、飽きたら別の色に貼り替えることもできます。「試してみる」ことができるのが、最大の利点です。
塗装が向いている場合
この色でずっと乗るつもり。10年以上の耐久がほしい。飛び石の多い環境で使う。フィルムでは再現できない色や質感にしたい。
一度決めたら戻せませんが、そのぶん長く持ちます。部品の形状が複雑でフィルムが貼れない場合も、塗装なら対応できます。
両方を組み合わせることもできます
フィルムが貼れないパーツだけ塗装する、という方法もあります。グリルやガーニッシュのように凹凸の多いパーツは塗装で、面の大きいところはフィルムで。仕上がりの色味を揃えられるため、違和感は出ません。
鈑金塗装まで自社で対応しているので、こうした組み合わせも1か所で完結します。
組み合わせた例

Mercedes-Benz G400d ブラックアウト
メッキ部分を黒く引き締める施工です。面として取れるパーツはラッピングフィルム、形状が複雑で貼れないパーツは塗装で仕上げました。
どちらか一方では実現できない仕上がりです。パーツごとに最適な方法を選べるのは、両方を扱える店の強みだと思います。